アトピー性皮膚炎、湿疹・かぶれ、たこ・うおのめ、ニキビなど、皮膚の疾患・お肌の症状でお悩みの方は少なくありません。
皮膚の疾患・お肌の症状は、「いつものことだから」「季節のせい」と自己判断で放置せず、医師に相談するのがおすすめです。。
皮膚の疾患・お肌の症状は、さまざまな種類があります。中には、放置すると悪化してしまうものも。
今回は、多くの方に見られる、代表的な皮膚の疾患・お肌の症状をご説明します。
目次
■代表的な皮膚の疾患・お肌の症状
①アトピー性皮膚炎
遺伝や環境などの要因によってお肌のバリア機能が低下し、皮膚が乾燥して炎症を起こす疾患です。
[主な症状]
・皮膚の乾燥
・皮膚が赤くなる
・皮膚が剥ける
・強いかゆみ
・かさぶたができる
②湿疹(皮膚炎)・かぶれ
ハウスダストや花粉、化学薬品、化粧など、外部からのさまざまな刺激によってひき起こされます。
[主な症状]
・皮膚にブツブツができる
・皮膚が赤くなる
・皮膚に小さな水疱ができる
・皮膚のただれ
・かゆみ
③たこ・うおのめ(うおの目)
サイズの合わない靴や歩き過ぎなど、くり返しの刺激によって皮膚が厚く、硬くなる症状です。うおのめは中心部に芯(目)があり、痛みを伴うことが少なくありません。
[主な症状]
・足の裏の皮膚が厚く、硬くなる
・たこは痛みやかゆみがあまりないことが多い
・うおのめは中心部に痛みを感じやすい(歩くときや起床時に痛みを感じることが多い)
④ニキビ(尋常性ざ瘡)
毛穴に古い角質や皮脂が詰まることで、発症します。
多くの場合、未成年の方は、思春期特有の性ホルモンの過剰分泌がニキビの出現に関係しています。成人の方のニキビはストレスや不規則な生活、便秘、乾燥肌など、さまざまな原因が考えられます。
[主な症状]
・皮膚の一部がポツンと白くふくれる(白ニキビ)
・白ニキビが黒くなり、ホクロやシミのように見える(黒ニキビ)
・ニキビが赤くなる(赤ニキビ:炎症を起こしたニキビ)
・赤ニキビが膿み、黄色くなる(黄ニキビ:炎症を起こしたニキビ)
⑤イボ・水イボ
どちらも、ウイルスによる皮膚の盛り上がりです。主に、ウイルスの感染によって発症しますが、ウイルス感染以外のイボもあります。子どもには水イボが多く見られる一方、加齢によるイボ(老人性イボ)も。
[主な症状]
・手の甲や足の裏、顔の皮膚がプクッと盛り上がる(尋常性疣贅:じんじょうせいゆうぜい)
・手や足の裏、顔の皮膚がざらざらになり、ボコボコと盛り上がる(尋常性疣贅)
・顔や腕の皮膚に平たいイボができる(扁平疣贅:へんぺいゆうぜい)
⑥とびひ(伝染性膿痂疹)
主に、あせも、虫刺され、湿疹、アトピー性皮膚炎などにより、皮膚のバリア機能が低下し、細菌に感染することで発症します。とびひを掻いた手で人を触ると、うつる場合があります。
[主な症状]
・皮膚に赤みやかゆみを伴う水ぶくれができる(水疱性膿痂疹:すいほうせいのうかしん)(主に夏場に多い)
・皮膚が赤くなった後、米粒ほどの大きさの膿疱(のうほう:膿の袋)ができ、袋が破れてただれたり、かさぶたができる(痂皮性膿痂疹:かひせいのうかしん)
・のどの痛み(痂皮性膿痂疹)
・発熱(痂皮性膿痂疹)
【皮膚疾患・お肌のお悩みがある方はお気軽にご相談ください】
たけだクリニックでは、女性の皮膚科医による皮膚診療を行っています。
今回ご紹介したもの・ご紹介しきれなかったものを含め、皮膚の疾患や症状など、お肌のお悩みがある方は、当院までお気軽にご相談ください。
診療では、患者様の皮膚の状態に応じて、専門性を高めた治療・ケア方法をご提案いたします。皮膚科医ならではの知識と経験を生かし、さまざまな皮膚の疾患・お肌の症状に対応可能です。