たけだクリニックでは、女性の皮膚科医によるアトピー性皮膚炎の診療を行っています。

つらいアトピーのかゆみ、皮膚の湿疹。アトピー性皮膚炎でお悩みの方は、少なくありません。

アトピーは悪くなったり、良くなったりをくり返すのが特徴です。

お悩みの方も多いアトピーですが、皮膚科医による適切な治療を基本として、保護者様・患者様ご自身がケアに取り組むことで、症状の改善につなげられる可能性があります。

■アトピー性皮膚炎の原因

◎ダニ・ほこり・食べ物などのアレルゲン、および、ストレスなどの環境的要素が原因と考えられています

アトピー性皮膚炎が起きる原因は、完全には解明されていません。完全には解明されていませんが、現段階では、以下のような要素がアトピー性皮膚炎をひき起こす原因と考えられています。

［アトピー性皮膚炎をひき起こすと考えられている要素］

• ・ダニ・ほこり・食べ物などに含まれるアレルゲン（アレルギーをひき起こす物質）

• ・ストレスなどの環境的要素

◎何らかの要素・原因により、皮膚のバリア機能が低下しているとアトピー性皮膚炎を発症しやすくなります

以下のような要素・原因により、皮膚のバリア機能が低下しているとアトピー性皮膚炎を発症しやすくなります。

［アトピー性皮膚炎を発症しやすくなる要素・原因］

• ・患者様ご自身、または、ご家族がアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎にかかったことがある

• ・IgE抗体（アレルギー反応に関与する抗体の一種）ができやすい体質

■アトピー性皮膚炎の症状

◎かゆみを伴う湿疹が現れるのが特徴です

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が現れるのが特徴です。

アトピー性皮膚炎は、患者様や炎症の度合いにより、かゆみの強さが異なります。症状に個人差はありますが、「かかずにいられない」ほど、強いかゆみが出ることも珍しくありません。

皮膚にできる湿疹は、最初は肌の赤みから始まり、症状が進むごとに、以下のように状態が変化していきます。

［アトピー性皮膚炎による、皮膚の症状の変化］

1. ・肌が赤くなる

2. ・皮膚に赤いブツブツができる

3. ・皮膚がただれ、ジクジクとして浸出液が浸み出す

4. ・ボロボロと皮がむける

5. ・皮膚がゴワゴワと硬くなる

［アトピー性皮膚炎の湿疹ができやすい部位］

• ・顔

• ・首

• ・頭

• ・肘

• ・手首

• ・手指

• ・膝

• ・胸

• ・お腹

• ・背中

• ・膝の裏側

• ・足首

■アトピー性皮膚炎の治療法・ケアの仕方

◎皮膚科医による適切な治療を基本として、できるだけ症状を抑えることを目指します

アトピー性皮膚炎のかゆみ・湿疹などの症状が出なくなった状態を、「寛解（かんかい）」と呼びます。

最終的には、寛解がベストです。ただし、皮膚科医による治療を受けたからと言って、必ずしも、アトピー性皮膚炎を寛解に持っていける訳ではありません。

寛解がベストですが、皮膚科医による治療では、日常生活の中で、できるだけ、かゆみ・湿疹を抑えることを目指します。

［皮膚科医による、アトピー性皮膚炎の主な治療方法］

①ステロイドの塗り薬

②タクロリムスの塗り薬

③JAK阻害薬の内服

④抗ヒスタミン薬・免疫抑制薬・経口ステロイドの内服

⑤紫外線療法

（※）クリニックにより、アトピー性皮膚炎の治療方法が異なる場合があります。

◎皮膚科医が行う治療に加え、保護者様・患者様ご自身によるケアも大切です

アトピー性皮膚炎の症状を抑えるためには、皮膚科医が行う治療に加え、保護者様・患者様ご自身によるケアも大切です。

［保護者様・患者様ご自身で行えるアトピー性皮膚炎のケアの仕方］

①毎日、シャワー・入浴し、肌を清潔にする

②シャワー・入浴の後は保湿クリームで保湿する

③ダニ・ほこり・食べ物などのアレルゲンを避ける（※）

④ストレスを溜めないようにする

（※）アレルゲンを特定・推測する方法としては、

医療機関で受けるアレルギー検査があります。

【アトピー性皮膚炎でお悩みの方は当院までご相談ください】

アトピー性皮膚炎は、自己判断で薬の使用をやめたり、薬の量を誤まると、症状が悪化するおそれがあります。

アトピーの症状を抑えるには、皮膚科医による適切な治療が基本です。皮膚科医による適切な治療に加え、保護者様・患者様ご自身が行う日ごろのケアを続けることで、症状の軽減につなげやすくなります。

アトピー性皮膚炎でお悩みの方は、当院までご相談ください。